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社員には言えない経営者の悩み、その解決のポイントとは

社員には言えない経営者の悩み、その解決のポイントとは

企業経営において悩みはつきもの。売り上げや資金調達、組織や人材の育成など経営課題は多岐にわたるうえ、自分の決断が会社だけでなく社員やその家族の生活にも大きく影響するからなおさらです。経営者にとって避けては通れないこれらの悩み、解決するにはどうすればいいのでしょうか。

経営者を悩ませる経営課題とは?

経営者の悩みには、具体的にどのようなものがあるのでしょうか。なかでも代表的なものを見ていきましょう。

1)   売り上げに関する悩み

経営者の頭を最も悩ませるのは、やはり企業の売り上げをいかにして拡大していくかという問題ではないでしょうか。会社とは利益を追求する法人です。どうやって売り上げを拡大し利益を生み出すかは、起業した瞬間からずっと付きまとう課題になるでしょう。

ひと口に売り上げが上がらないと言っても、その原因はさまざまです。ビジネスモデルに問題があるのか、マーケティングの方法が良くないのか、または商品自体に魅力がないのか、原因を一つひとつつぶしながら解決する必要があります。

また、どんなに良い製品やサービスを提供していても、それが必ずしも売り上げに直結するとは限りません。景気や社会情勢によって、これまで売れていたものが急に売れなくなることもあります。また逆に、SNSやテレビの影響で製品やサービスが急に注目されるのもよくあることです。特に昨今は新型コロナウイルスの影響もあり情勢の変化が激しく、市場を見通すことの難しさを誰もが実感しているのではないでしょうか。製品やサービスの売り上げを拡大していく方法に確実な正解はありません。それだけに試行錯誤が必要で、経営者の頭を悩ませる要因となるでしょう。

2)   資金繰りに関する悩み

企業を継続的に運営していくという視点では、資金繰りも経営者にとって大きな悩みのひとつと言えるでしょう。

すでに企業を経営している方へは言うまでもありませんが、資金繰りは必ずしも売り上げが下がっているケースの悩みとは限りません。たとえ製品やサービスの売り上げが好調でも、売掛金の回収に時間がかかり、その間に支払いが立て込んでしまえばショートすることになります。こうした事態にならないためには資金繰り表を作成し、手元の資金をリアルタイムに把握することが重要ですが、予想外の事態が発生し予定が狂う、または修正を余儀なくされることもしばしばです。

≪一緒に読みたい記事≫企業経営の悩みのタネ、資金繰りが良くならないのはなぜなのか

3)   人材の採用・育成に関する悩み

企業の根幹をなすのは、やはり人です。業務をスムーズにこなし事業を拡大していくためには、優秀な人材を集めることが大切です。しかし、少子化や労働人口の減少などの影響もあり、人材不足で、必ずしも思うような人材が採用できるとは限りません。

必要な人材を確保できなければ、企業の生産力は低下し、競争に勝ち抜いていくことはできません。外部から優秀な人材を採用することが難しければ、すでに雇用している従業員を育成するという方法もあります。また、人材不足の問題を解決する方法として、ITやIoTなどを活用した業務改革を行う企業も増えています。しかし、そのためには新しい技術に対応できる社員の育成や業務プロセスの改善が必要で、そこにもやはりコストや人材が必要になるため、なかなか足を踏み出せないケースが多いのが実情ではないでしょうか。

≪一緒に読みたい記事≫深刻化する人材不足、企業への影響と取り組むべき課題とは

4)   ノウハウの継承に関する悩み

世代交代が進むなか、これまで社内に蓄積されてきたノウハウが正しく継承されていないという問題もあります。経営視点ではイメージしにくい部分もありますが、現場レベルでは非常によくある問題で、放置すると業務効率の低下、製品やサービスの品質低下など企業にとって致命的な問題を引き起こす原因にもなりかねません。

こうした問題が起こる背景には、業務マニュアルがしっかりと作成されていないことや、スキルやノウハウを伝える方法がその個人に任されている(伝える側の力量に大きく依存する)ことなどが挙げられます。特に中小企業の場合、社員一人ひとりの役割が大企業に比べて大きいため、ノウハウがうまく継承されないと企業にとって大きな影響を及ぼしかねません。企業にとってノウハウは人材と同じく宝と言えるものですが、その継承にまつわる課題も経営者にとっては大きな悩みのタネと言えるでしょう。

※経営課題については「今解決すべき中小企業の“5大”経営課題とは?解決のヒントを解説」をご一読ください。

経営者の「悩み」は組織の機能不全につながる

企業経営に関する悩みは日々さまざまなことから発生しますが、簡単に解決法が見つかるものばかりではありません。特にコストやマンパワーが必要な課題については、費用対効果を見ながら慎重な判断が要求されるため、判断に必要な資料を集めるだけでも時間がかかるケースもあります。

しかし、こうした悩みをいつまでも抱えていると、組織の機能不全につながる場合もあるため注意が必要です。新人研修では「業務の悩みは抱え込まずに誰かに相談する」ことが重要と講師からの話でよくありますが、これは経営者にとっても変わりません。悩みを抱え込んでしまうと判断力や思考力が低下し、経営判断に時間がかかったり、ビジネスチャンスを逃したりすることにつながりかねません。経営者が悩みを抱え込むことは、企業活動そのものを鈍化させるリスクをはらんでいるのです。

経営者の悩み、どうやって解決する?

企業経営に関する悩みは早めに解決すべきもの。とはいえ、多方面から日々波のように押し寄せる悩みにどう対処すればいいのでしょうか。その対処方法の基本は、やはり「誰かに相談する」ことです。特に経営者は、自分が企業を支えていくリーダーになるため、相談できる相手が少なく孤独になりがちです。そのため、悩みを抱え込まないよう意識的に問題を共有できる相手を増やしていく必要があります。

経営に関する悩みであれば、担当役員に相談することで自分だけで解決する必要がなくなりますし、現場の社員と話をしてみれば経営視点では思い浮かばない解決策が思い浮かぶかもしれません。また、内容によっては同業の経営者や家族に相談するといった方法も考えられるでしょう。

ただ、このとき覚えておきたいのは、社内で解決するのが難しい課題に対しては「専門家に相談する」のも重要であるということです。

企業を経営するうえでは日々さまざまな悩みが発生しますが、それらは必ずしも自分の経験や発想で解決できるものばかりとは限りません。どうすれば売り上げが上がるのか、どうやれば優秀な人材を採用できるのか、これらの課題に確たる答えを持っている方はほとんどいないでしょう。問題によってはデータをもとにした専門的な判断が要求されるものもあり、いくら自社のことをよく知っているからといっても、経験や発想だけで重要な経営判断を下すのはリスクがあります。

こうした場合に頼りになるのが、企業の問題解決を専門に行うコンサルタントやカウンセラーなど専門家の存在です。社内で起こる問題には必ず原因がありますが、専門家の知見に頼ることで迅速に原因を突き止め、問題の解決につなげることができるでしょう。こうした専門家はビジネスにおける利害関係がなく、問題に対して効率的かつ冷静に対処できるのも大きなメリットです。経営者がひっそりと悩みを抱え込むよりも、ずっと迅速で企業にとっても良い判断になることは言うまでもありません。

≪一緒に読みたい記事≫なぜ経営者は孤独なのか?孤独を解消する“5つ”の方法を紹介します

必要に応じて経営カウンセリングサービスの利用も

最近は、企業経営に関するさまざまな悩みをワンストップで相談できる経営者支援型のサービスも増えています。問題が発生した場合はこうしたサービスの利用も視野に入れながら、専門家の知見を取り入れて解決策を探すことが重要です。

当社では、対話を通じて経営者様の悩みを解決へと導く「経営カウンセリング」のサービスを提供しています。当社の経営カウンセリングは、単なる小手先の経営論を教示することが目的ではありません。対話から経営課題の「根本」を正しく見極め、本質に効く解決策を講じます。ぜひお気軽にご相談ください。