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「自己成長」を実現するための3つのポイント~自律型人材育成 持続・継続のヒント~

「自己成長」を実現するための3つのポイント~自律型人材育成 持続・継続のヒント~

先ずもって・・この「自己成長」とのテーマに挑んでいらっしゃる方々に敬意を表します!「自らを成長させよう!」との向上心・・その内面には様々な思いがあろうかと思います。どんな思いにせよ、何かに挑んでいる姿、挑戦している姿ほど輝いているものはないと思います。また、その挑んでいる姿そのものが、本当の自分らしさ(本人らしさ)であろうとも思います。今回は、その「自己成長」を継続するための本質的ポイントについて、これまでの経験から学んだこと、思うところを述べさせていただきます。

POINT1 自己成長は何のため?~目的を明らかにすることからスタート!

「自己成長」・・それはまさに、何かに挑む・挑戦することでもあります。では、何のために自己成長=挑む・挑戦するのか?その多くは、自分の知識・能力・技術の向上の為や、より生活が豊かになるため、社会的にも信頼をされるため・・等と、今以上に自分が良くなるためとの目的がほとんどです。しかし、もう少し踏み込んで考えてみますと、実は自分が良くなるためにする自己成長が結果的に自分を取り巻く周りの環境をも良くしていく事実を知っていただきたいのです。

多くの企業の存在目的・・それは「人のため」である。これが本質であろうと。その企業で働くトップリーダーやスタッフ・・その一人ひとりの自己成長が、間違いなく自分の成長と共に「人のため」につながっている事実のことです。企業でいう「自己成長」は自分の向上のみならず、企業の成長、取引先・お客様の成長、地域の成長・・と。

例えば・・花に舞う蝶。自分のために蜜を求め、花から花へと舞いますが、結果的に花のための受粉の手伝いになっています。ここで言いたいポイントは・・自分のために「自己成長」に挑むのですが、それは結果的に必ず周りの人のお役に立つ自分になっていく事実を知り、更にはそれを目的にされたらいかがでしょう。自分のための自己成長だけでなく、周りの人のお役に立つための自己成長に!自分のための自己成長だけを考えると、目標の資格を取得したり、ベテランの技術や経験を積むと・・だんだん向上心が薄れていくものです。「ここまでかな・・」「自分はこれで十分・・」と自分で自分の限界を決めたり、「自分もなかなか大したものだ」と慢心したり・・。自分以外の人のお役に!もっと多くの人のお役に!となると、それは永遠であり、無限です。

POINT2 尊敬する人の存在

「汝 自身を知れ」・・とは、ソクラテスの言。なかなか自分自身のことは客観的に見えませんし、見つめようとの意識も低いものです。そんな中でも、目に見えて自分の足りないものや課題を見つめ、自己成長にと挑んでいる方々・・また、自分の得意とするところや、好きなことをさらに高めようと自己成長に挑んでいる方々・・新たな自分の可能性を発見するため、自己成長に挑んでいる方々・・。本当に素晴らしいです。そんな自己成長への挑戦を継続していくポイントとして、「尊敬する人の存在」をあげてみます。皆さんの周りに、尊敬する人はいらっしゃるでしょうか?企業であれば、職場の上司・先輩、同僚でもいいですし、恩師や知人・友人、ご家族や親せきでも。身近な尊敬する人にぜひ、勇気をもって、今、自己成長を目指して挑んでいることを話して共有してみて下さい。私もそうですが、自分との約束は破りやすい・・。ですが、人に話すことであらためて決意が強くできたり、話した相手も応援をしてくれるかもしれません。また、自分が尊敬する人は、きっと自分のことをよく分かっている・知ってくれている人かとも思います。話すことで、もっといいアドバイスをくれたり、時には挑む角度を直してくれるかもしれません。更に言えば・・偉大な人、一流と呼ばれる人には、必ず偉大な師匠の存在があります。職人の世界やスポーツの世界、きっとあらゆる世界において偉大な人には偉大な師匠がいると思います。皆様もぜひ、探してみて下さい。心の中でもよいので師匠を持ってみてください。きっと自己成長に挑む質も量も、変わってきます。スピードも角度も。何より持続・継続に大きな影響を与えてくれる存在かとも思います。 「なかなか探しても見当たらない。」「尊敬する人も身近にはいない。」と、いう人もいらっしゃるかもしれません。それはきっと、身の周りに尊敬する人がいないのではなく、見つけられないのかと思います。世に完璧な人はいないと言われます。どんな人でも必ず課題はもっています。しかし、同時に尊敬すべき長所や素晴らしい面も必ず持っています。

尊敬すべき人は歴史に名を遺す偉大な人だけに限らず、身近に尊敬する笑顔の持ち主や、尊敬する行動、発言をする人・・が必ずいらっしゃると思います。そのような眼で、身近な人の尊敬・・を探してみて下さい。きっと探している自分自身が更なる自己成長につながっていることと思います。そして何でも相談できる「尊敬する人」がいる人生は、素晴らしいものになると確信しますし、自己成長に挑み続けるあなたが「尊敬する人」になっていくことと思います!

POINT3 3日坊主でも良い。決意の連続を!

「自分で決めたことができない・・」もしくは「なかなか継続できない・・」と相談を受けるケースが多々あります。そういう私自身も、自分の苦手なことや、好きではないことなどは特に、同じように「出来ない・継続できない・・」と悩むこともあります。自分で決めたこと、こうしよう!と、思ったことができる自分になったとすれば、きっと自分の周りの環境をも変えていけることでしょう。そのような自分を目指すからこそ、自己成長への挑戦、自分との戦い、惰性や諦めとの戦いがあるのでしょう。自己成長のために、何かに挑戦をされている・・または挑戦をしようと、考えている皆さん。3日坊主でもOKです! 3日坊主を繰り返すと、結果的に継続していることになるのですから・・。完全にやめたり、あきらめない限り、3日坊主でも2日坊主でも、繰り返すことで継続となり、やがて身につくものと・・。何より大切なことは、その「自己成長を目指そう」「自分を成長させよう」との、決意が大事であり、あきらめず、粘り強く挑み続けるその姿勢そのものが、すでに自己を鍛えている訓練ともなっているでしょう。行き詰ったら決意して、また行き詰ったならば、新たにまた決意をするのです。この決意の連続が、未来の自身の可能性を、更に開かせていくものと信じます。

また、もう一つ継続の方法として・・小さな勝利の連続を!

自己成長を目指し挑戦することは、多くは大きな勝利の挑戦なのかもしれません。大きな挑戦ほど失敗の可能性も高いでしょうし、その大きな壁に怯み、あきらめそうになってしまうかもしれません。そこで、小さな勝利の積み重ねです。スポーツでいえば、いきなりフルマラソンに挑戦するのではなく、自分が少し頑張ればクリアーできる目標を立て、小さな勝利をするのです。最初はウォーキングから。そして少しずつ距離を延ばしていく。タイムも計っていく・・等と。少しずつ難度の高いことに挑戦をし、小さな勝利をつかむのです。そうして、小さな勝利の連続をし、小さな勝利を積み重ねることで、やがて勝つ習慣(勝ち癖)を身につけ、将来にわたって挑み続けられる自身の確立がなされるものと思います。私が、経営改革をテーマに企業へ出向をし、実践現場にて、スタッフと共に大事にしてきた考え方のひとつに、「出来るところから 出来るかぎり 精一杯!」とあります。経営がピンチの時ほど、出来ることすら分からなくなったり、しないことが多くありますし、100人や1000個はできなくても、1人や1個ならできるのにしないことも多々あります。企業の成長も同じく、小さな勝利の連続・積み重ねが大きな勝利を生むのです!1人の人間の自己成長が、周りの環境をも成長させていける・・共々に自己成長に向けて挑んでまいりましょう!

≪本コラム続編もございます≫

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