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なぜ部下は指示に従わないのか~人材マネジメント課題解決

なぜ部下は指示に従わないのか~人材マネジメント課題解決

弊社は経営者様の他、管理職や部門責任者などの方々とのカウンセリングも行っております。その中で、部下のマネジメントがうまくいかず、悩んでいるリーダーから質問をされる内容に、「なぜ部下は指示に従わないのでしょうか・・?」という人材マネジメントにおける課題が比較的よく聞かれる質問です。部下の問題で悩まれている現場リーダーは多くいらっしゃいます。それだけリーダーの皆様が必ずと言ってもよいほど、行き当たる壁でもあるでしょう。

 

見方・捉え方・考え方を変えてみる 

つい先月にも、某企業のKさんという営業部長から・・

「何度もその部下には指示や指導はしているのですが、自分の考えで判断をし、結果的に社員同士でトラブルとなってしまった・・」

との質問がありました。 ここでは細かな具体的内容は省きますが、その営業部長が言うには、その問題を起こした部下は、「指示に従わない」「言うことを聞かない」「何より自分の考えを優先する」「普段から相談も少ない」「周りの社員からも同じような意見がある」「周りとうまくやれていない」等々。こうして、その営業部長の話だけを書き出しますと・・かなり問題の社員との認識をしそうになります。ですが・・弊社のテキストの中に、上司と部下、先輩と後輩・・等の1対1の人間関係において、大事な見方・捉え方・考え方のポイントがく記されております。

その一つに、「あの人も悪いかも知れないけれど、私も決して正しくはなかった」との捉え方があります。確かに、トラブルを起こし、周りを困らせ、言うことを聞かないのであれば、だれが見ても部下が悪い。しかし、上記の「私も決して正しくはなかった」との捉え方で見てみると、「指示や指導に理解や納得性・一貫性があったか」「部下が相談しやすい環境・雰囲気であったか」「こちらから悩みを聞いてあげたことは」「部下の考えを真剣に聞いてあげたことがあるか」「孤立させてはいなかったか「そのような事実(雰囲気)に気づいていなかったか」「気づいていて何もしなかったか」等と、見つめることができると思います。そう捉えると、これから先(未来)の改善策・自分が何をすればよいかが、少しでも見えてはこないでしょうか。そしてその改善策に取り組むことが、今後のK営業部長の悩みの解決にもなりますし、何よりもその部下に変化を及ぼすきっかけともなるでしょう。

無意識の自分自身の振舞いと内面の変化

そして・・後日談として、その質問をされた営業部長より報告がありました。結果的にその問題を起こした部下と再度、面談をされたそうです。『確かにこちらから悩みを聞いてあげていなかったかな・・孤立させていたかな・・』と反省し、自分の意見を一方的に伝えるのではなく、辛抱強く相手の意見を聞こうと、面談をしたところ、いろいろお互いに誤解をしていた事実に気づいたそうです。

その中でも、一番ショックだったのが、その部下から「K部長は決めつけていますよね・・」との一言だったそうです。部長は無意識のうちに、『彼はこういう人。こう言えばああ言う』などと決めつけていたことに反省したそうです。もちろん、その後、部下も大いに反省をされ、「私も誤解をしていました。今後ともよろしくお願いします」と、前向きになり、何よりも相談や確認に来ることが増えたようです。部長にとっては、そのこと自体が大きな収穫となったようです。

「なぜ部下は指示に従わないのか」・・・上記した例は、ほんの1例です。「再度面談を行った」・・との対応のみに、ポイントがあるのではなく、面談に望む上司の内面の変化に、大きなポイントがあるように思います。 そしてその内面の変化をもたらすものは、多くの人が納得と共感を得られる「人間中心」「人間尊重」の考え方であり、それを伝えてくれる・気づかせてくれる“人”の存在ではないでしょうか。

弊社がお伝えする「経営の人間学」・・経営カウンセリングと称して行う、一方通行の講義ではなく、対話方式での課題や問題をより良い方向へと進めることができる取り組みが有ります。それは、学んだ方ご自身が身に付け、実践できる手法でもあります。今後とも少しでもご縁をいただいた皆様のお役に立ちたいと考えております!

私たち企業は人の集まりです。

だからこそ、一人が大事。

その尊い一人とは、この記事を読まれている貴方自身です。

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