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職場の雰囲気を改善するには―職場の雰囲気が悪いとの悩みに効く考え方

職場の雰囲気を改善するには―職場の雰囲気が悪いとの悩みに効く考え方

あなたの職場の雰囲気はどうですか?

活き活きとしたヤル気に溢れているなら良いのですが、「うちの会社は上司がいつも怒って、ピリピリしています。だから、私たちスタッフは何だかぎこちない社内の雰囲気を感じています」というところも多いのではないでしょうか。また、一年以上も同じ職場で仕事をしていると、スタッフですら自社の雰囲気を客観的にチェックができなくなる危険があります。「うちの職場にかぎって、雰囲気が悪いなんてありえない」と思っていても、そうでないケースがあります。職場の雰囲気は、会社が経営する店舗や施設等の集客に影響します。また、皆さんが勤める会社がBtoCに限らず、BtoBの業務形態だとしても、お客様は会社の雰囲気を肌で感じます。職場の雰囲気の改善はあらゆる企業にとって経営の重要課題なのです。

[1]雰囲気は目に見えない・・・だから鈍感になりがち

「会社の施設や設備或いはシステムは他社より優れているのに、売上が伸びず、お客様からのクレームは減らない......」。こうした声をよく聞きます。その理由の一つは、社内の雰囲気の良し悪しにもあります。雰囲気が悪化すると、お客様へのサービスも劣化します。ところが、すでに述べたように、自社内に長くいると、社内の雰囲気を客観視できません。それは、例えば、酒宴で自分が飲んだアルコールの匂いは気にならないのと似ています。雰囲気は目に見えないため、その評価に鈍感になってしまうのです。

[2]あなたも「職場の太陽」になれるはず

なかなか客観視できない雰囲気をつぎのような観点から考えてみましょう。

①人間の怒り・悲しみは毒

私たち人間は腹を立て続けたり、悲しんでばかりいると、それが毒となってしまいます。それは、自分を傷つけるだけでなく、周囲の雰囲気を悪くしてしまいます。参考:怒りの心身への影響―月刊人事労務2016年10月号

②「太陽」の明るさで周囲を照らす」

トップやリーダーだけでなく、スタッフも怒・哀・苦といった毒を撒き散らしていては、職場の雰囲気は悪くなるばかりです。それを打開し、雰囲気を明るくするにはどうすればいいのでしょう?長く凍てつく冬を越えて春を感じさせる太陽の温もり。暗闇に差す日の出の輝きなど、当たり前のようでいて、太陽は私たちにとって大事な存在でもあります。また、太陽はいつも変わることがありません(不変)。そして、いつも輝き誰でも平等に照らします。笑顔を大切にして、太陽のような明るさを自分の心から発すれば、あなたも「職場の太陽」になれるはずです。

[3]商売の基本となる。「笑顔の心」

私たちが明るさを発揮するには、素敵な笑顔が一番です。目に見えない雰囲気を明るくするには、目に見えるトップやスタッフの笑顔が必須となります。

①笑顔が商売繁盛の秘訣

笑顔は職場を明るくするだけでなく、商売繁盛の基本です。昔から、商売は笑顔があれば勝てるとされ、「商は笑なり、勝なり」といわれてきました。「作り笑いではなく、本当の笑顔が職場の雰囲気を盛り上げ、商売を成功へと導くのです。「笑売・勝売」となればいいのですが、反対の「傷売・少売」としてはいけません。

②「笑顔の心」を学ぼう

私たちが素敵な笑顔を生み出すには「笑顔の心」が必要です。それは笑顔を生み出す基盤であり、本当の笑顔には「笑顔の心」が伴っているのです。もっと詳しく説明すると―。

「はい」「すみません」と素直にいえる笑顔の心

 ー素直とは素(もと)を直(た。だ)ちに正しい考え方に戻し、成長するという意味。

「あなたのおかげです」と感謝のできる笑顔の心

 ー感謝とは、周囲の人の助けがあるからこそ生きていけるという自覚の表れ。

「はい、努力します」と前向きにいえる笑顔の心

 ー前向きとは、どんなに苦しい状況でも未来志向で現状を捉えること。

「お願いします」と信じる笑顔の心

 ー信じるとは、相手との信頼関係がすべての基盤という認識。

「頑張ろう!」と励まし合える笑顔の心

 ー励ましこそ、厳しいなかでも立ち直れる潤滑油。

「有難うございます」と常にいえる笑顔の心

 ー「有難う」とは、難が有るおかげで挑戦し、充実感を味わえ、本当の喜びを体感できること。

このように「笑顔があれば、自分が変わる」そして「笑顔があれば、相手が変わる」、さらに「笑顔があれば、運命が変わる」のです。先ほども述べましたが「商売は笑顔があれば勝てる」という意味の格言「商は笑なり、勝なり」をご紹介しました。明るい笑顔が職場の雰囲気を盛り上げ、商売を成功へ導くのです。

仕事に対する正しい「見方・考え方・捉え方」とは

職場の雰囲気が良くないと、社内の士気が上がらず、チームワークが上手く機能しません。雰囲気が悪ければ将来も暗くなります。職場が明るく活気に満ちていれば、企業の可能性は大きく広がります。職場の雰囲気を明るくし活性化させるには、仕事や物事に対する正しい「見方」「考え方」「捉え方」をトップからスタッフまでが知る必要があります。

[1]格言「商法は正法なり」

「商法(商売の法則)は正法(正しい教え)にある」とは、商売を成功させるには、正しい教え(仕事や物事に対する見方、考え方、捉え方)が必要となるということです。職場の良い雰囲気を作るのも同様です。「商法は正法なり」の基本を、トップからスタッフまで全員が理解しましょう。

【仕事や物事に対する正しい見方】(Aポイント、Bキーワード、C人間関係、D生き方)

①「正しい見方」

A:過去にこだわらない「未来志向」B:希望のある「明るさ」C:将来を展望しながら「前進」の姿勢D:未来の「可能性を信じる」生き方

②「正しい考え方」

A:自分よりも「相手中心」B:勇気をもって相手を「元気に」C:短所ではなく「相手の長所」に注目互いに成長する「自他共々」の生き方」

③「正しい捉え方」

A:原因は相手ではなく「因、我にあり」B:謙虚・感謝の思いで「さわやかに」C:自身を見詰め直し「自分の短所」を反省」D:何があっても「負けない自分」を確立。

「商法は正法なり」を全員が理解し実践すれば、職場の雰囲気は必ず改善されます。これを分かりやすくするため、図表化し良くなるとともに、仕事が正法ました(図表1)。これを見ながら、次を読んでください。

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図表1:現場の悩みに答えるヒント集よりー㈱アンリミテッドクリエーション

[2]最初は「正しい見方」を実行する

仕事や物事に対する「正しい見方」を行動として具体化するには、過去にこだわらない「未来志向」で対応し、希望のある「明るさ」が基本スタンスです。人間関係は将来を展望しながら「前進」の姿勢を徹底し、未来の「可能性を信じる」生き方を目指しましょう。こうした行動を実際に行うことで、職場の雰囲気が良くなるとともに仕事が正法ともなって商売が拡大していくわけです。これと同様に正しい「考え方」、「捉え方」で行動することで、さらに活性化し、仕事が拡大していきます。皆さん、このことを是非とも実行してください。効果はすぐに表れるはずです。

[3]職場の雰囲気を改善する

「職場の雰囲気を改善したい」「仕事のやり方をスムーズにしたい」と、自分の周囲の変革を考えたならば、あなた自身が主体的な行動をとらなければなりません。仕事や物事を評論家のように傍観して批評するのではなく、「商法は正法なり」を具体的な行動で示してください。そのためには、自分の可能性を前向きに信じ、本気で現実(雰囲気の悪い職場など)と向き合う必要があります。または、自分の内面と向き合い、自分をコントロールしなければならないかもしれません。そこから智慧(正しい判断力、真理を理解する力)は生まれてくるのです。しかし、いくらスタッフが頑張っても、トップやリーダーが無関心ならば、雰囲気は良くはなりません。本当は良い職場のに、トップやリーダーが雰囲気を乱している場合も多々あります。

そこで、トップやリーダーは次の三点に注意してください。


1一人ひとりのスタッフを大切にする「人間尊重」の考え方を確立する。

2スタッフたちの「状況」や「仕事ぶり」を把握する。

3「理想」や「目標」を全社に掲げ、日々の仕事でそれを身をもって示す。

全員が「商法は正法なり」に徹し、スタッフとトップが協力すれば、職場の雰囲気は明るくなるはずです。

近頃は人手不足が顕在化してきています。実際の労働人口の減少傾向が影響しているのは事実です。しかし、長期雇用・終身雇用といったかつての働き方が変化し、離職率が高くなり、結果、慢性的な人材不足に見舞われている会社も少なくありません。離職してしまう理由の一つに、今回触れた職場の雰囲気が影響しているといわれています。

≪合わせて読みたい記事:【離職防止】離職率が高い原因はどこに有るのか?どうすれば社員が定着するのか?~採用から定着までのポイントは?

職場改善、人材教育の取り組みは安定した人材確保につながります。今一度、人材マネジメントに携わる皆様にはその重要性をお考えいただきたいと願っております。

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