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自己変革に挑戦―自分が変わる3つの視点

自己変革に挑戦―自分が変わる3つの視点

結果の変革を実現化したいと願っている経営者の皆さんにとって「自己変革」は重要なテーマです。自己変革とは、自分のなかに潜んでいる自身の可能性の発見であり、新しい自分を創ることです。自分が変われば、すべてを変えていけるという希望の原点です。しかし、自分を変えることは誰にとっても難しいテーマです。今回は「自己変革(=自分が変わる)」 にはどうすればいいのかを考えてみようと思います。

 

新しい自分を作るには

真正面から自分と向き合えば向き合うほど、自分の弱さが見えてしまい、思うように変われない自分にくじける人もいるでしょう。なかには「自己変革などできない……」と悲観的になったり、諦めてしまう人がいるかもしれません。そんな時には次のようなマインドセット(考え方・見方・捉え方)にトライしてみましょう。

 

新しい自分を作る1―未来に目を向ける

「自己変革」という言葉から、自分の欠点を直すとか、今までの自分を否定するといった意味に誤解する人がいます。けれども、どんな人も欠点は簡単には直らないし、自分を完全に否定することは不可能です。そもそも、性格や個性を変えようとしても、それは無理なことでしょう。

自己変革とは過去を反省することではなく、未来への挑戦なのだと考えます。未来に目を向ければ、新たな可能性が見えてきます。人は可能性に満ちています。自分のなかには自分でも知らない大きな可能性が潜んでいるのです。脚光を浴びている人物や、カリスマ経営者の物真似をするのではなく、本来の自分のなかに眠る可能性を発見し、新しい自分を創ってください。

 

新しい自分を作る2―「存在価値」のある自分を創る

「新しい自分を創る」とは、自分のなかに無いものを創るのではありません。自分に無いものを求めて取り(つくろ)ってみても、やがてメッキは剥がれてしまうでしょう。新しい自分を創るには、自分らしい自分の存在価値を創造する必要があります。ここでいう存在価値とは、人から信頼され、慕われることであり、他の人には代えることのできない価値を意味します。組織のトップやリーダーとして、新しい自分を創るためにしなければならないことは、先ず、「現在、スタッフたちのためにどのような存在価値を発揮しているのか?」をチェックすることです。現場スタッフがトップやリーダーの姿勢や方針をどのように感じ、何を求めているかを確認するのです。スタッフが求める自分の姿と、自らが考える自身の姿のズレを発見したならば、「新しい自分を創る」チャンスです。

たとえば、会社の雰囲気が重く業績も停滞気味のとき、どのように行動するでしょう。今までの自分の経験で、食事会や決起会などを(もよお)して、スタッフの士気を鼓舞しようと考えるかもしれません。それで状況が好転すればよいですが、そうはならない場合もあります。そのような時、現場のスタッフたちがなにを望んでいるのかを確認してみてください。トップ自らの言動が現場の士気を落としていると感じているスタッフがいるかもしれません。トップにもっと話を聞いてもらいたいと考えている場合もあるでしょう。スタッフの望む「新しい自分」を確認できたら、そのような「新たな自分を創る」努力を開始しましょう。

努力をしなければ、両者のズレは広がっていきます。こうした場面だけでなく、トップは常にスタッフたちが求める自分の存在価値を考える必要があります。必ず、そこから「新しい自分を創る」ヒントが見つかるはずです。

 

自分を磨く

成長したい願望は誰にもあるものだと思います。ただし、最終的に自分はどういう人間になりたいかという願望がどこにあるかによって、成長の進捗はガラリと変わってきます。

 

自分を磨く1―願望のステップアップ

私どもの会社にも新しい社員が入ってきます。最近は少なくなってきましたが、なかには「私は一生懸命に頑張って働き、いい家に住み、いい車がほしい」と、くったくなく語る若者もいます。願望の中身はともかく、自らの心に従った素直な願望や欲望は、成長をもたらす大きな原動力になります。その夢や欲望を叶える強烈な欲求を推進力にして成長していくのです。

新社会人に限らず、経営者、スタッフ全員が、社会的地位や経済的な自由、自己実現を果たしたいなど、あらゆる意味で今よりステップアップしたい願望を持っています。若手社員ならともかく、企業体が欲望のおもむくままに突き進むのは極めて高いリスクをともないます。会社の売上・利益のみを目標にしていると、そのためならば手段を選ばなくなりがちです。それが人、あるいは会社として正しくないことは、昨今の企業不祥事事件等の例を引くまでもないでしょう。

人も会社もよちよち歩きの頃に素直な欲望をエネルギーに成長させるのは、極めて健全なことです。問題は、ある程度の成長を果たした後です。規模は大きくなっても、欲望の次元がよちよち歩きでは、(いびつ)な成長を遂げることになるでしょう。すなわち、成長を果たすと同時に、願望や欲望もステップアップしなければならないのです。

そこで、スタッフが正しく育っていく環境、あるいは指導が重要になります。たとえば、営業成績を上げたいと願う時は、得てして方法論のみに捉われがちで、成績を上げている人はどこに営業をかけているのか、どんな交渉の仕方をしているのかなどに興味が向いて、一番大事なお客様の満足という目的から離れていきがちです。

お客様のために何ができるかと考える。なかなか思うような成果につながらない。最も大切な自分に目が行き始めます。必死に自分を磨くようになるのです。そこにこそ本当のステップアップがあります。そしてスタッフに正しい道を指し示し、本来あるべき成長する姿勢に導くのが上司や経営者の役割です。

 

自分を磨く2―経営者の願望の質

実は、その上で最も大切なことが、経営者自身の願望の質なのです。スタッフにどんなに素晴らしいことを言い、成長することの大切さを云々しても、経営者自身の願望が相変わらず低次元のもので、自らのことしか考えないようでは、会社のステップアップは望めません。経営者は常に己をチェックし、自らの願望をステップアップする努力を継続的に行わない限り、会社の継続的な成長はありえません。

 

自分の殻を破る

経営者(リーダー)は責任を一身に負い、逃げられない環境で闘っています。周囲のスタッフに愚痴や不満を言えずに、毎日のように自らチャレンジをつづける人は多いことでしょう。経営者のなかには、会社の状態が上向かない原因のかなりの部分は自分にあると理解している人はいます。そうでない場合でも、「自分の殻を破らないと、この苦境は変わらない……」と、感じる人は多いと思われます。そのような「自分の殻を破れない」、「自分の壁を乗り越えられない」と苦悩する経営者は増えているのではないでしょうか?

 

より高い「境涯」へ「自己変革」する

なぜ、自分の殻を破れないのか。もどかしい思いが募り、挫折しかけている人もいるでしょう。自分の殻を破りたいと闘う方々に、私たちは尊敬を送りつつ、次のようにお話ししたいと思います。

考えていただきたいのは、「自分の殻を破る」ことの意味です。「殻」とは、「境涯」を意味するのです。「境涯」とは、生きていくうえで私たちが置かれている状況や立場のことで、「境遇」の類似語です。平安時代の末期から鎌倉時代に活躍した歌人、鴨長明が著した『方丈記』には、「人の幸せとは外面ではなく、心の境涯の高さにある」といった意味の一文があります。このように「境涯」は「高さ、低さ」で語られることが多いのです。「境涯」の高さ、低さの違いを簡単に表現すると、次のようになります。

*高い人………利他心が強く、自分に厳しい。勇気のある人。

*低い人………利己心が強く、自分に甘い弱い人。

この表現を借りると、より高い境涯を目指すには、利己から利他へ、自分に甘い状態から厳しい状態へ、弱い人から勇気のある人へと変わることであり、それは絶え間ない自己変革を意味します。絶対に破れないと思っている殻でも、より高い「境涯」を目指す、つまり、絶え間ない自己変革をつづけているうちに、殻が破れた状態に近づくのです。大切なのは常に殻を破ろうと追求しつづける姿勢を習慣づけることなのです。

追求を継続するには、あきらめたり止まったりせず、より高い「境涯」を目指して行動をつづけるべきです。独楽(こま)や自転車は止まったら倒れてしまう。それと同じように、常に動きつづける努力が必要なのです。高い「境涯」を目指そうと追求をつづけるとき、私たちは変革・成長します。そして「自己変革」を継続する人は「自己成長」ができます。その行動は独楽に似て、常に動きながら「自己変革」=「自己成長」するのです。

 

今回は、「自己変革に挑戦」とのテーマに対し「新しい自分を作るには」「自分を磨く」「自分の殻を破る」の三つの視点からポイントを見てきました。

弊社アンリミテッドは、どのような方にも自己成長の可能性は有ると常々お伝えしております。皆様が、ご自身の変革により、可能性の最大発揮をされ、輝かしい業績へと発展されますよう、今後ともご支援を続けて参ります。

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