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「自己成長」とは?ーよく聞く自己成長ってどのようなことなのか

「自己成長」とは?ーよく聞く自己成長ってどのようなことなのか

 アンリミのどのテキストを開いても、常に出てくるテーマに自己成長とか、自己変革があります。今月は、自己成長とは一体どんなことなのか、その内容を改めて整理してみたいと思います。

 

 個人にせよ、会社(法人)にせよ、全く同様なのは、長所(良い点)を伸ばし、短所(悪い点)を是正して行くところに成長があります。

しかし、とかく忙しさのあまり、日常の生活、仕事の中では自分自身、あるいは会社を冷静に振り返ることが出来ず、長所・短所の認識が甘くなり、結果的に惰性やマンネリに陥ってしまうことが多くあります。この機会に、自らを見つめ直してみてはいかがでしょうか。

 

◆一般的には、

 成長というと、小さい子供が一歳ずつ年を取り、大人になって行く過程を言うものです。

◆本質的には、

 子供は小学校に入学します。小学生とは、読んで字のごとく、小さく学ぶ人のこと。小さいというのは、まだ視野が狭く、自分自身のことしか考えが及ばない、小さな範囲のことだからです。つまり、他の人のことはそっちのけでも問題ない、言い換えれば、自己中心なことが中心になっているのです。

 大人になるとは、大学生となることと同様で、大きく学ぶ人が大人といえます。視野を広く、まわりの人々も自らの考えの中に含めることができるよう学んでいる人を大学の人、つまりは大人と言えるのではないでしょうか。

 

◆  人の大小

 人間的に、まだまだ子供というのは、自己中心で、わがままな心の持ち主のことであり、大人というのは、相手中心の心の持ち主のことです。年齢や学歴、職業、性別、外観等々の条件・環境には一切関係なく、質的な違いが一人ひとりに生じているのです。

 年齢的には子供でも、まわりの人達のことを考えられる人は「大人だね」と言われますし、年齢を重ねた人でも、自己中心、わがままな人達は、本質的には「子供的」といわざるを得ません。

 

◆別の見方をすると、

 人間の成長という視点に立つと、

①他の人に依存して生きていく生き方

 生まれてから学生となり、社会人になるまではほとんどの人がこの生き方です。

 

②自己自身、社会で自立していく生き方

 自らが働き、自分の収入で生活していくようになって初めて、自立したと言えるのでしょう。

 

③他の人に貢献できる生き方

 社会の中で生きていく事実の中、実は一人では生きては行けないし、一人では何もできないことを知ることでしょう。まわりの人々の協力があって初めて生きていけることを自覚できたとき、自然に感謝の気持ちが起きてきます。そして、少しでもまわりの方々のお役に立って生きていこうという考え方が出来てくるものなのです。

 

◆  芸の道でも、

①    教わる

②    自分で出来る

③    新しいやり方を考える。

このステップを「序・破・離」と呼んでいるのも同様なことのように思います。

 社会の中で生きていく以上、競争はあります。しかし、逆に言えば、競争のない社会には成長もありません。自己成長とは、自分自身に与えられたテーマに、自分自身が挑戦し続ける中にあると言えるのではないでしょうか。

 

――宝は自分の中にある(続・会社を蘇らせる・P158)

人間はお金のために生きているのではない。人間の世界においては、人間が一切の車軸にあるはずだ。何を勘違いしたのか、ほとんどの人が逆さまに考えている。人間が作ったお金を車軸にして、人間を銭稼ぎの道具にしている。それで組織が回らない、うまく行かない、やる気が出てこないのは当たり前です。社員のやる気が出てくる訳がありません。では、どうしたら出て来るのか? それは自分の境地を掘らないと人間のやる気は出てはこない。それ以外を掘って出てくるのは不平と不満ばっかりなのです。自らの境地を耕すのです。そうして初めて、人間のやる気は出てくるのです。宝は自分の中にある。

 

――自分が変わる(続・会社を蘇らせる・P199)

隣の親父が貯めたお金を数えても、自分にとっては何にもならない。ましてや札束を勘定しているのを眺めていても、自分のものにはならない。同じように、文字を読むことが出来ても、言葉を覚えていても、何にもならない。服を買っても着なければ、服を売るほうにとっても、買うほうにとっても無意味、無駄です。指導者を決めて指導を受けても、その通りにやらないのならば、エネルギーと時間と経費の無駄遣いです。自分を確認して、自分を見つめて、自分の弱点を直して、かけた経費とエネルギーと時間を価値あるものとしていただきたいものです。

 周囲のお役に立てる自分を目指して、日々精進していきたいと思います。

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