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自己変革のポイントー自分を一番分かっていないのは自分自身である

自己変革のポイントー自分を一番分かっていないのは自分自身である

「トップが変われば会社は変わる」、「自分が変わればまわりは変わる」または「過去と他人は変えられない。未来と自分は変えられる」ともいいます。それは自らの考え方を変えることにより、まわりをダイナミックに変えていけるということです。では、具体的にどのようにしたらまわりを変えられる自分を創れるのか?ポイントに絞って考えてみましょう。

自分を正しく見つめ直してみること

会社(法人)の場合、経営指導やマーケティング調査では、現在の会社の長所(良い点)は何か?また、現在の会社の短所(改善せねばならない点)は何か?などを先ずもって明らかにするものです。この現状認識が正しくできないと、手の打ちようがないのです。

正しい認識に基づいて長所を伸ばし短所を是正する。これが継続的に実践をできるならば、間違いなく結果的に会社は発展していきます。

この考え方を個人に当てはめた場合も全く同様です。自分自身の長所と短所を明らかにしないと、何から手をつけていいのかが分からないからです。

人間は幸福を求めて生まれてきて、現在を生きているわけですが、現実の中では、幸福になれないで苦しみ、悩む場合が多いのではないでしょうか。これを不幸といい、その原因は、当たり前のように自分のことは自分が一番よく知っていると思いこんでいることです。自分だけの視点で見ている事実は、自分こそが一番自分を分かっていないとの「真実」となっているのです。つまり、冷静に自分自身を見つめ直すという習慣や時間、実践の継続をほとんどの方が持っていないとも言えます。思いこみがそのまま自分のイメージなのではないでしょうか。

生まれながらに身についている眼が外を見るようにできていて、自らの内面を見るようにできてはいない故に、習慣的に他人に対しては「こうすればもっと良くなるのに・・・」と簡単に判断できても、自らに自省を促す自分の目(内観)を持つことは困難なのです。

他の人の言葉を素直に、真剣に聞ける自分を作る

ともすれば、今までやってきた自らの経験をベースに「私に間違いはない。確信もあり、自信もある」との思いから行動すると、形式的に話を聞くだけで、本当は人の言葉に耳を貸していない場合がありませんか。

自分自身を知らない事実を自覚できたとき、改めて自分のことを考えなければ、との謙虚な自分ができ、何とか聞いていきたいと思うのですが、では、誰に?何を?どのように?との疑問もあるでしょう。

夫婦の場合、男性は奥様に、上司の場合は、一番弱い立場にあるスタッフに、心から真剣に、頭を下げて教えてもらうことからスタートすることをお勧めしています。これは大変なことですが、弱い人ほど、本気で伝えたい思いを持ち、そしてこちらが本気でないと本音を出せないものです。自分の悪いところを是正していくため、真剣に「変わりたい。教わりたい」との強い思いが相手に伝わったとき、初めて心をうちあけ、話してくれることとなります。

自ら進んで歓びの提供を

常にまわりを見つめ、相手の人が何に困っているのかな?自分はどんなことで関わっていけばいいのかな?出来ることは何でもやっていこう、との前向きな行動の中に解決の糸口があります。一番身近な例でいえば、元気で気持ちのいい挨拶をこちらからする、丁寧な話し方を心掛ける、スピーディーな動作などの振舞いを意識して、率先して始めたらいかがでしょうか。そこから歓びのある職場や環境を具体化していけるのです。

自分が変わるためには?

環境を変えることが目的ではなく、自らが変わり成長することを目的としたとき、具体的な事実・現象は会社の発展として全体に連動していきます。自らが変化した分、自らを取りまく人間的空間も広がっていきます。

では、どのような心構えで、具体的にどのような点に気をつけて実践すれば良いのかを、ここからは考えてみたいと思います。

 

自己変革を目指すなら

第一に、自己成長は自分との戦いです。

戦いである以上、必ず勝利する、負ける訳にはいかないとの内面から盛り上がる決意からスタートです。

第二に、決意に基づいて、“力を出し切る戦い”が必要になります。

今の自分の力が100なら、120,150,180を目指して真剣に、ひたむきに、一生懸命、徹して事に臨むことです。野球に例えていえば、単に打つ、投げる、走るではなく、打ち込む、投げ込む、走り込むことと同じだと思うのです。

第三に、いつからやるのか。

それは決意した今日、今からスタートすべきです。いつか・・・できる日に、という日は永遠にやって来ないのですから。自らが決意した“今からスタート”していくことです。

第四に、善き仲間の存在です。

人間は誰人も自らが一人で力強く進んでいければ良いのですが、なかなか、そうはいきません。だからこそ、自分を良く知ってくれる優れたリーダーや先輩の存在が大切になるのです。自分の考え方で自分が行動し自らの力で結果を変えられるならば問題はありませんが、それは不可能に近いものです。ですから、自分を陰で支えてくれる、何があってもアドバイスしてくれる、励まし、指導してくれる人が必要になってくるのです。

指導を受ける心構えをベースに

自らの生活の中で、我が心の内面を下記の三つのポイントで見つめ直してみてはいかがでしょうか?

①まわりの方々を激励できている自分かどうか?

アンリミテッドが提唱している本質論は、あくまでも相手の方の可能性を最大限に開き、結果として、自他共々の喜びを育んでいく〝哲学〟なのです。まずもって、相手の方、まわりの方を優先して考えるベースが大切です。この相手の側に立つ考え方こそ、自らのパワーを推し量るバロメーターになるのではないでしょうか?

②問題に取組むとき、難しい方、辛い方を選べる自分の心構えかどうか?

誰人も自分の感情に流されてしまう、もう一人の自分がいるものです。できれば自分を律する心を持つ自分になりたいと願っているはずです。具体的には、自らの殻や限界を破る方法として、今求められている以上の負荷を背負うこと、常にワンランク上の立場でものを見ていくことを提案したいと思います。

③何事も、自ら進んでやることができる自分かどうか?

日々変化していることに対応できる自分になるためには、常に学び続けることが必要です。その中でも、物ごとに直面して、しり込みして逃げ回るタイプの人間なのか、それとも、やればできると挑戦するタイプの人間を目指すのか。進むのか退くのか、その自らの選択によって自分の人生も徐々に大きく変わっていきます。端的に言えば、周りからは日々の行動の全てに、見返りを求めず、利害を超えての“やり切る姿勢”が問われています。本人的には、そのやり切る姿勢の中の基本精神において、リーダーの資質レベルアップもはかられ、人間として輝きを増して、人間的サイズの急激な拡大をも同時に見込まれています。

企業体の成長もリーダーの変化と共に、スタッフも変革、成長していき、共々に良くなる事実も、これまでの事例に限らず、これからもあると確信します。

 

まとめ

最後に、まとめとして、弊社アンリミテッド創立者の言葉を紹介しておきましょう。

『周囲の人から、自分はどのように見えて、自分はどのように映っているのか。自分のことは意外に分からないもの。自分は何を直せばいいのでしょうかと、自ら進んで近くの先輩に聞いていくのです。その作業の中で、気づきのスタートラインに立てない限り、自己変革はできない』

自己成長の方程式とは、『気づき(反省)→考え方の変化→行動の変化→結果(成果)の変化』

となります。また、聞いた事実、学んだ事実、指導を受けた事実をどうしたら、自分のものに出来るのか・・・大事なのはこの一点にかかっています。自分を変えることは、確かに大変なことです。しかし、自らが自らに挑戦できない人は、いざという場面での勝負にも弱く、洞察力も身につかないもの。相手の人の気持ちも理解は出来ないのです。分からないことは分かる人に聞き、自らのテーマに挑戦し、乗り越えた分しか充実と幸福は味わえません。全ては自分を変え、相手の立場に立てる人こそが最期には勝つのだと信じています。

≪自分が変わるための参考記事≫

自己変革に挑戦―自分が変わる3つの視点

リーダーとしての能力を高めるには/リーダーのマネジメント能力向上

「自己成長」を実現するための3つのポイント~自律型人材育成 持続・継続のヒント~

 「自己成長」とは?ーよく聞く自己成長ってどのようなことなのか

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