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Googel社も注目する職場における心理的安全性 | 高めるメリットと5つの方法を解説

Googel社も注目する職場における心理的安全性 | 高めるメリットと5つの方法を解説

「社員の生産性を上げたい」

「社員が安心して働ける職場環境を作りたい」

上記のような悩みは経営者の方は一度はもったことはないでしょうか?
近年、職場の「心理的安全性」についてはさまざまな所で議論の焦点になっています。
心理的安全性を高める方法はいくつかありますが、その中でも数々のコンサルティングを行ってきた弊社が5つの方法を紹介します。

本記事では心理的安全を高める方法について、よくある失敗事例も踏まえて解説します。

  • 心理的安全性を高めるメリット
  • 心理的安全性を高める5つの方法
  • 心理的安全性を高める上での注意点

本記事に書かれたポイントを確認すれば、職場内の心理的安全性を高める目的と方法がわかります。

心理的安全性とは?

「心理的安全性」とは、組織の中で自分の考えや気持ちを誰に対してでも安心して発言できる状態を指します。これにはチームメンバー同士の関係性が重要です。

ハーバードビジネススクールの教授であるエイミー・C・エドモンドソンは「心理的安全性を高めることはチームの生産性に繋がる」という提言を行っています。

また、米Googleでも心理的安全性を生産性を高める要因として重要視しており、世界中で大きな関心を集めています。

 

心理的安全性については厚生労働省でも議論のテーマとなっており、背景には職場にストレスを感じている方が多くいます。

令和2年に発表した労働安全衛生調査では、仕事や職場に強いストレスや不安を感じている方は54.2%となりました。

【ストレスになっている事柄】
・仕事の量・・・42.5%
・仕事の失敗、責任の発生等・・・35.0%
・仕事の質・・・30.9%

ニュースでもパワハラや長時間労働が度々話題に上がることがあり、社員は職場内においてストレスを感じることが多くなっています。

弊社、アンリミテッドクリエーションでは「カウンセリング」をもとに、働きやすい職場を目指すべくコンサルティング事業を行っています。

60分間の無料カウンセリングもできるのでお試しください。

https://sp.unlimi.com/727/

心理的安全性を高めるメリット

心理的安全性2.jpg

心理的安全性を高めるメリットは以下になります。

・仕事のパフォーマンス向上
・コミュニケーションの活性化
・離職率低下

仕事のパフォーマンス向上

心理的安全性を高めるメリットの一つ目は「仕事のパフォーマンス向上」です。

仕事や職場で不安や悩みが減ることでネガティブな感情を持たなくなり、仕事のパフォーマンスは向上する事でしょう。

例えば、自身が提案した施策に対してダメだしだけでなく、提案したこと自体を褒められれば、次回も提案しようという気持ちになります。

以下はエドモンドソン氏が提唱する、心理安全性とチームパフォーマンスの関係性のモデルになります。

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参照:T-PEC

 

「成果を上げる為には徹底した管理をした方が良いのではないか?」

「日本の会社文化には合ってないのではないか?」

 

上記のような考えを持たれる方もいらっしゃると思いますが、九州大学大学院の研究員である青島氏が行った研究では日本の会社でも十分な効果が得られたと発表しています。

 

コミュニケーションの活性化

心理的安全性を高めることはコミュニケーションの活性化にも繋がります。

職場に不安や不満があるときは社員同士が疑心暗鬼になってしまったりすることで、コミュニケーションの回数が減ったりします。

コミュニケーションの回数が減っている状態では、情報の共有も上手くされないなど、さまざまな弊害を生んでしまう可能性があります。

コミュニケーションが活発な会社はミスの低減に繋がったり、社員の自己開示も活発になったりします。

 

離職率低下

パフォーマンスが向上したり、コミュニケーションが活発化されたりすることにより、社員は職場に対してポジティブな考えを持つようになります。

自身の悩みを聞いてくれる社員がいることや、仕事において良いパフォーマンスが出せるようになると職場の人間関係が円満になります。

ビズヒッツ社が2021年に新卒1年以内に離職した方へのアンケートによると、離職率の一番の理由は「人間関係」とのことでした。

職場に良い雰囲気を作ることは離職率低下に大きな効果をもたらします。

 

 

心理的安全性の測定方法

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心理的安全性を高めるとは言っても、実際どこまで高めればよいか目安のようなものがないと難しいですよね。

エドモンドソン氏は心理的安全性を測定する方法を提唱しており、以下では参考文献をもとに説明します。

 

心理的安全性を測る7つの質問

以下の7つの質問をすることで心理的安全性を計測できると言っています。

1. チームの中でミスをすると、非難されることが多い。
2. チームのメンバー同士で課題や難しい問題を指摘し合える。
3. チームのメンバーは、自分と違うことを理由に他者を拒絶することがある。
4. チームに対してリスクを取って行動しても安全である。
5. チームの他のメンバーに助けを求めるのは難しい。
6. チームメンバーは誰も、自分の努力を意図的におとしめるような行動をしない。
7. チームメンバーと一緒に仕事をすると、自分のスキルや才能が尊重され、活かされていると感じる。

参照:Psychological Safety and Learning Behavior in Work Teams

 

7つの質問はネガティブなものとポジティブなもの両方が含まれており、自身が当てはまるというものを5段階で選択します。

ネガティブな質問に対して、強くあてはまると選択することが多い場合は、心理的安全性が低い職場と言えるでしょう。

チームを管理するリーダーの方は、社員がチームに対してどのように思っているかを聞くためのアンケートに最適です。

 

心理的安全性を測る3つのサイン

7つのサイン以外にもエドモンドソン氏は、チームの心理的安全性を測定する3つのサインを提唱しています。

1. チーム内でポジティブな発言が目立つ

2. ミスや失敗についても議論する機会がある

3. チーム内では笑いやユーモアが溢れている

上記の3つのサインはリーダーがチーム内を客観的に見るときに役立つ3つのサインです。心理的安全性が高いチームは自然と3つのサインが現れます。このサインが見られない場合は改善に取り組むようにしましょう。

心理的安全性を高める5つの方法

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ここまで心理的安全性を高めるメリットや測定方法を解説してきましたが、おすすめの方法を5つ紹介します。

1. 多様性を認める
2. 組織の透明性を上げる
3. ピアラーニング・ピアボーナスを取り入れる
4. 1on1や雑談で信頼関係を築く
5. 安心感から無責任にならないような組織作りが重要

1. 多様性を認める
職場にはさまざまな特徴・事情を持った社員がいます。
例えば、引っ込み思案で中々自分の思ったことを言えない方、仕事を漏れなくこなして自身の仕事に対して絶対の自信がある方など性格一つとっても十人十色です。
良いチームは多様性を認めることで、それぞれの提案に対して前向きに考えられます。
そのような職場では発言する事への不安などがなくなり、社員が安心して話し合うことができます。


2. 組織の透明性を上げる
組織の透明性を上げて、自身の提案がどのような結果になったのか、またその経緯を知ることができれば、社員はしっかり取り上げてくれたことに安心感を覚えます。
また、評価制度なども透明化することで社員のモチベーション向上へも繋がります。


3. ピアラーニング・ピアボーナスを取り入れる
従業員同士で学びあう「ピアラーニング」、社員同士で報酬を送りあう「ピアボーナス」も心理的安全性を高めるのに効果的です。
ピアとは「仲間」という意味で、チームメンバー同士が協力して学びあったり、お互いの仕事に対して認め合うことで、社員が職場に安心や楽しさを感じられるようになります。


4. 1on1や雑談で信頼関係を築く
普段職場は多くの社員が同じ空間にいて、積もった話などがやりにくいと感じる方も多くいらっしゃるでしょう。
そのような場合は1対1で話せる空間をつくり、仕事の悩みなどを本音で話し合えるようにすることが信頼関係構築へと繋がります。
話し合いの場は職場スペースだけではなく、お酒を呑飲める飲食店などもリラックスして話せることもあるのでおすすめです。


5. 安心感から無責任にならないような組織作りが重要
心理安全性を高めようと仲が良いだけの組織にすることは、目的である「生産性向上」には繋がりません。
目標とする組織は「安心感があり、仕事に対して責任をもってやりとげることができる組織」です。
一人一人の役割や関係性が明確な組織編制・ルールがあり、目標をしっかり掲げることができれば上記のような組織を実現することができるでしょう。

心理的安全性を高める施策でよくある失敗

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心理的安全性を高めようと施策を試しても失敗することはあります。
その中でも特によくある失敗が以下になります。

・馴れ合いになってしまう
・仕事に手を抜いてしまうようになる
・リーダーと社員の温度感に乖離が出る

 

馴れ合いになってしまう

安全性を高めようと社員同士の仲がよくなるのは良いものの、それが馴れ合いの方向になることもよくあります。

チームメンバーの意見に対してすべて肯定的な意見を持つことはよいことではなく、ダメなところがあれば改善点を伝えやすい雰囲気にすることがゴールです。

また、職場環境があまりにゆるいと営業時間内も雑談ばかり喋るようになったりもするので、メリハリをつけれるようにしましょう。

仕事に手を抜いてしまうようになる

心理的安全性が確保されたときに、仕事に対して手を抜く社員が出てくることもあります。

あくまで生産性向上が一番の目的なので、「楽な職場」と認識されないように仕事のスケジュールを守れているかなどはきちんと管理するようにしましょう。

リーダーと社員の温度感に乖離が出る

心理的安全性を高められたとリーダーが思っていたとしても、部下たちは意見が言い出しにくいなどと思っていることもあります。

立場が違えば見えている景色も違うので、リーダーは特に部下たちの本音に耳を傾ける努力をしなければなりません。

1on1などの機会を作るなどして、不安や悩みがないかを定期的に聞いてあげるようにしましょう。

心理的安全を高めるための取組みをしている企業事例

冒頭で職場や仕事にストレスを抱えている人の割合を紹介しましたが、日本企業で心理的安全を高める対策に取り組んでいる企業は多数あります。

その中でも有名な企業を紹介します。

 

ZOZOテクノロジーズ

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「ZOZOSUIT」など有名なサービスをリリースしたりしているZOZOグループ。
子会社である同社は個人情報などを多く、風通しを良くするために心理的安全性向上へとさまざまな取組みをしています。

具体的には「DM禁止」「経営会議の議事録の公開」「Uniposを活用した互いの仕事を認め合う文化醸成」を行いました。

「人にやってほしいことがあったら、まずは自分から」が持論です。だから例えば、情報共有のためのチャンネルにも、「こんなニュースがあって、こんな風に思うんだけど、どう思う?」みたいな感じで、議論の火付け役として、自分が率先して投稿するようなことも行っています。
ほかには、「Unipos」(同僚と成果給を送り合えるシステム)を導入して、お互いの仕事を認め合う文化を醸成したり、エンプロイー・サーベイで従業員満足度を定量化し、3カ月に1回振り返って、行動を見直したりといったことも行っています。これらも広い意味で、デジタル心理的安全性を高めるための取り組みと言えるでしょう。

(引用元:BUSINESS INSIDER

メルカリ

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今や多くの人が使っている「メルカリ」を運営する株式会社メルカリ、同社はピアボーナスプラットフォームである「メルチップ」を実施しました。

メルチップは社員同士で感謝の気持ちを伝え合うためのもので、給料とは別に成果給として支払われます。

同じ拠点のメンバーほど日常的に会えるわけではないので、普段のコミュニケーションの中で賞賛をオープンに伝えるための仕掛けとしてピアボーナス制度「メルチップ」も活用しています。ピアボーナスツール「Unipos」のweb・アプリを使って、感謝の言葉にちょっとしたボーナスを乗せ、お互いに送りあっているんです。

Unipos上では、一日300件ほどの「ありがとう」が送り合われていて、拠点を超えたやり取りも活発です。メルチップでのやり取りから、また新しいコミュニケーションが生まれることもよくあります。

 

(引用元:Unipos

まとめ

今回の記事では、心理的安全性を高めるメリットや方法などを紹介してきました。

紹介した内容をあらためてまとめます。

【心理的安全性を高めるメリット】
・仕事のパフォーマンス向上
・コミュニケーションの活性化
・離職率低下


【心理的安全性を測定する方法】
〇7つの質問
1. チームの中でミスをすると、非難されることが多い。
2. チームのメンバー同士で課題や難しい問題を指摘し合える。
3. チームのメンバーは、自分と違うことを理由に他者を拒絶することがある。
4. チームに対してリスクを取って行動しても安全である。
5. チームの他のメンバーに助けを求めるのは難しい。
6. チームメンバーは誰も、自分の努力を意図的におとしめるような行動をしない。
7. チームメンバーと一緒に仕事をすると、自分のスキルや才能が尊重され、活かされていると感じる。

〇3つのサイン
1. チーム内でポジティブな発言が目立つ
2. ミスや失敗についても議論する機会がある
3. チーム内では笑いやユーモアが溢れている


【心理的安全性を高める方法】
1. 多様性を認める
2. 組織の透明性を上げる
3. ピアラーニング・ピアボーナスを取り入れる
4. 1on1や雑談で信頼関係を築く
5. 安心感から無責任にならないような組織作りが重要


心理的安全性を高めることは、さまざまな人と働いていく上で大事ではあるもののメリハリのない組織にならないように注意も必要です。
ポイントをしっかり押さえたうえで、チームの生産性向上に活かしてみてください。

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