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自己成長のための目標を立て挑戦しよう―自己成長を実現するためのポイントⅡ

自己成長のための目標を立て挑戦しよう―自己成長を実現するためのポイントⅡ

前回「自己成長を実現するための3つのポイント」とのテーマで、これまでの経験・体験を通じ、学んだこと・思うところを少し記載させていただきました。

≪参考:「自己成長」を実現するための3つのポイント~自律型人材育成 持続・継続のヒント~

思いのほか記事に対する反応を多く頂いているようですので、続編として述べさせていただきたいと思います。特に今回は、若い世代の方々や、人材育成に関わる皆様に向けてお伝えしたいと思います。

自己成長とは終わりの無いもの

先ず、前回も書かせていただきましたが、この「自己成長」というテーマは、実に難しいものであり、また自分のこと(性格、長短所、考え方など)を知れば知るほど、テーマがどんどん大きく、遠くなっていってしまう。そう。きっとこの「自己成長」とのテーマは人生においての「永遠のテーマ」であり、「到達地点のないテーマ」なのかもしれません。ことばを言い換えると「生涯、追い続けるテーマ」であり、「生涯挑戦し、生涯学び続けるもの」とも言えるかと思います。 

もし、そうであるならばここは潔く人生のテーマの一つとして「自己成長」を掲げてはいかがでしょうか。「成長しなくちゃならない・・・」「成長しなければならない・・・」といった義務としてではなく、自分事として主体的に自身の生涯をかけて目指すテーマに据えてみては?ということです。

「生涯」ですから、焦る必要もありません。かといって人生という有限の時間の中でのことでもあります。日々をただ過ごすのではなく、「自己成長」とのテーマに向けて一つでも、一歩でも、一日でも、「何か」に挑戦していくことが重要です。ここには年齢や性別、学歴や立場による制限はありません。(とし)を重ねてなお、「何か」に挑戦をされている方々を見ますと、生き生きとされております。その「何か」とは、例えば新たなことであろうが、苦手なことであろうが、好きなことであろうが・・「何か」に挑戦・チャレンジしている姿そのものは「本当の自分らしい姿」として、周りから見て輝いて映るのではないでしょうか。そしてその「何か」が、今自分の抱えている課題であったり、目標や壁であったりもします。「何か」の質・量・速さによって「自己成長」に比例していくものなのかもしれません。

ともあれ、「何か」に挑戦・チャレンジする自分を「やめない・止めない・あきらめない!!」そういう自分であるかぎり、必ず「自己成長」の姿が、現実化していくものと確信しております。

自己成長にとって重要な「自分との約束」

 次に、上記した挑戦・チャレンジする「何か」の中身について、少々触れたいと思います。

私たちは、意識・無意識にかかわらず、仕事であれ、日常生活やプライベート(私生活)であれ、実に様々な“相手との約束”もしくは、“自分との約束”をしていると思います。

例えば・・仕事においてはまさに「契約社会」と言われるように、相手との契約(約束)がほとんどです。いかなる企業・業種であれ、相手との契約(約束)で成り立っています。社内においても就業規則やルールなど、会社(相手)との契約(約束)を交わしていると思います。

多くの人は、この「相手との約束」は、意識して懸命に守ろうとします。なぜならば、相手との約束を守らなかったり、破り続けていると、相手からの信用・信頼を得られなくなるからです。人間関係においても、相手との約束を破ってばかりいたら、嫌われてしまいます。

ですから、私たちは幼いころから「相手との約束は守ろう」と教えられ、また体験を通して「約束は守ろう」と、意識・努力をされてきたことと思います。それは、仕事だけに関わらず、家庭や私生活においても同じです。

また、一方で「自分との約束」も、合わせてと言いますか、同時に、必然的に、行っております。

 例えば仕事において、相手との契約(約束)を守るために「事前に準備をしておこう」「調べておこう」「練習しておこう」「伝えておこう」「相談しよう」「早く起きよう」「早く寝よう」「お酒は控えよう」・・等々。

 しかし・・自分も含め、たくさんの方からのヒヤリングを通して、「自分との約束」が一番破りやすく・・守らないことが多いようです。きっとそれは、言われる相手がいない、注意される相手がいないからだと思います。また、どこか自分に守れなかった言い訳を作り、自分でその言い訳に納得するからです。

そして更に見つめると、「自分との約束」で守れなかったこととは、多くは自分の苦手なことだったり、不得手のことであったり、嫌いなこと・嫌だなぁ~と思うことが多いのです。

自己成長の目標設定―小さなことの繰り返しが大きな変化に

 きっと誰にでも大なり小なり、「苦手だな・・嫌だなぁ・・大変だなぁ・・」と思うことは有ろうかと思います。私もたくさんあります。しかし、いくら逃げても、ごまかしても、必ずその苦手なこと嫌なことは、目の前に現れてきますし、逃げ続けるごとに、大きな壁として現れるようになると思います。

 そこで、本ブログ記事のテーマである「自己成長を実現するためのポイント」の一つとして、特に破りやすい「自分との約束」をどんな些細な事でもよいので、積極的に、主体的に、たくさん決めて、自分との約束をしてください。これが結果として自己成長の目標(現実的な姿)ともなります。

例えば・・「朝は何時に起きる」「新聞を読む」「軽い運動をする」「5分前行動をする」「自分から元気な挨拶をする」「上司とのホウ・レン・ソウ」「日記をつける」「本を毎月〇冊読む」等々です。仕事・日常生活問わず、取り入れてみてください。そこには「自分との約束」に対して出来た、出来なかったとの勝敗が生まれてきます。勿論、時には出来ない日もあるでしょうし、完璧に出来た日もあるでしょう。日々、何となく過ごしている自分と、勝敗がある毎日とでは、やがて時間差の中で必ず結果が表れてきます。それは「自分で決めたことは守ろう」との自分により近づくからだと考えます。

自己成長とは〝逃げない〟自らの確立

そのような自分作りをしていく中で、やがて「嫌だな・・」「やりたくはないな・・」と、思うことからも逃げない自分が形成されてくるものと、私は確信します。〝逃げる〟の反対は〝挑む〟です。挑戦です!逃げずに挑戦した結果、負けたり、失敗したり、うまくいかないことも、時々にあろうかと思います。しかし、「逃げなかった」という事実により、負けや失敗から必ず学ぶことがあると思います。その課題を「自分との約束」に追加して、また挑む。“負けても負けない”この精神です!繰り返しこそが変化を生みます。もちろん、自分の得意なこと・好きなこと・やりたいことを優先し、そこに特化して長所を伸ばすことを否定するものではありません。むしろ大いに長所は伸ばしていただきたいと思います。

しかし、キャリアを積む中で、責任範囲が高まる中で、“長所で伸びて短所で敗れる”・・方々を、多く目にしてきたことも事実です。誰しもが持つ「嫌だな・・」「苦手だな・・」との思い・・。大事なことは、「その苦手なことから逃げない自分」「逃げるクセをつけない自分」「逃げる思いに立ち向かう勇気」を「自分との約束」の実践を通して、身体に刻んでいくことではないでしょうか。苦労も同時についてきますが、苦労した分、「苦手だな・・」と思って悩んでいる人の気持ちが分かってあげられる自分になることと思います。

大変な方を選ぶ勇気・・・身近なところからぜひ、共々に挑戦し続けてまいりましょう!


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