ブログ

取り戻した家族の絆―アンリミ経営カウンセリング体験談

取り戻した家族の絆―アンリミ経営カウンセリング体験談

「何のために仕事をしているのですか?」とアンリミテッドのカウンセラーからの最初の質問に、今回登場いただく社長様は答えに窮しました。経営していた飲食店やウエディング会場の状態は順調でしたが、一方で家庭のことに頭を痛めていました。2人の娘さんとの溝は深く、どうしたらいいのか・・・と悩んでいました。担当のカウンセラーからのアドバイスは「娘さんの好きな犬を、すぐ飼ってあげなさい」というもの。いくつもの問題を解決し、家族の絆をどのようにして深めていったのか・・・こちらは、弊社経営セミナーで今回登場する会社社長が語っていただいた体験談です。

アンリミテッドとの出会い

当社は、50年前に魚屋、仕出しから出発し、順調な経営をしてきました。さらに事業を拡大したいと考え、宴会・結婚式場の経営に乗りだしました。ブライダル業は素人だったのでプロの指導を受けたいと思っていたら、たまたま近くで経営者セミナーがあり参加しました。そこで登壇されたホテルの社長さんのお話しや、若手スタッフさんの活き活きした姿を見て凄いなと感じていたところ、翌日、セミナーを主催した会社の営業の人が来て、その日のうちに契約しました。それがアンリミテッドとの出会いでした。

 

毎月のレギュラーカウンセリング開始

カウンセリングが始まり、結婚式の予約組数がアップするやり方・方法を教えていただけると思い、ワクワクして臨みました。しかし、最初の言葉は「何のために仕事をしているのですか?」という質問でした。私は当たり前のように答えました。「それは、儲けるため、どんどん結婚式の予約をとって、早く借金を返し、楽になるためです」と。

「それは違います。仕事はお客様に喜んでいただくためにするものではないですか?」と言われました。当時の私には、きれい事としか聞こえませんでした。それでも何度も何度もくり返して、そう言われました。

また、カウンセリングのなかで「何か質問は?」と聞かれ、私はかねてから頭を痛めていた、子どものことを相談しました。その頃、長女は高校生、次女は中学生でした。長女は学校には皆勤で、部活動も活発にしていましたが、家では笑顔がほとんどなく、夜遅くに仕事から帰ってきた私とは、口喧嘩ばかりしていました。次女のことでは、よく学校から呼び出しを受け、そのたびに私は腹が立ち、激しく叱りつけました。その後も、不良仲間に入っていたりするなど、親の知らない事実がどんどん出てきて、私は家族も仕事も、何もかもが嫌になっていました。

私は子どもの見本になるよう、仕事を一生懸命にし、プライドを持って仕事と子育てを両立させていたのに、子どもに裏切られ、この時はもうすべて失ってもいいとまで思いました。学校側には「親のせいだ」とも言われましたが、反対に「そんなはずはない」と、言い返しました。相談所や知人に相談しても、何も変わることはありませんでした。

 

家族の絆の回復

「何か質問は?」と聞かれた時、「子どもは、何のために生まれてきたのですか?」と思い切ってたずねました。アンリミさんのカウンセラーからは、子どもの状況を聞かれたり、いろいろなやりとりのあった後に、「その子の、一番好きなものは何ですか?」と聞かれました。悲しいことに、その答えはすぐには出てきませんでした。

それでもしばらく考えて、「犬を飼いたいと言っていましたが、料理屋なので、とてもそんなことはできません」と言うと、その言葉にカウンセラーは即座に、「動物が好きな優しい子なんですね。すぐに犬を飼ってあげてください」と答えたのです。料飲を扱う者として、それはどうなのか?という気持ちもありましたが、その当時は、正直どうなってもいいという心があったため、すぐに次女を学校まで迎えに行き、一緒にペットショップへ行きました。

今になって思えば、一番多感なときに、仕事にかまけて、子どもに寂しい思いをさせていたのだと思い知らされました。「問題は、ご両親です」との学校から言われた意味が、少しずつわかるようになってきました。

次女については、不登校、進路問題と、そのつどカウンセラーに、時には夜中に電話をかけて相談しました。次女の学校の先生方は、進学についてもあきらめていました。しかし次女には、行きたい高校があったのです。全国から、心に傷を負った若者が集い、皆、感動のドラマをつくりだしている高校です。遠いこともあり、私も迷っていましたが、「娘さんが学校へ行きたくなければ、行かなくていいと思います。高校は行きたいところへ行かせてあげるのが良いのではないでしょうか」というカウンセラーの指導で腹を決めました。その高校は、北海道でした。日々、仕事中心の私たちでしたが、時間をつくり、子どもと一緒に雪道を歩きました。「なぜ、こんなところに」との思いがつのり、空港からの帰り道、涙で運転ができず、車を止めた思い出もあります。「近くに居るから、愛情が伝わるのではなく、遠くに居ればこそ、感じることができることもある」と、担当カウンセラーからは指導を受けました。その言葉通り、離れて暮らすようになった今、以前に増して子どものことを思う時間が増えました。

次女が家を離れ、長女と三人の生活になり、今度は、長女の信頼を取り戻そうと、必死でした。秋に最後の体育祭がありました。お弁当を手に夫婦で出かけたのは、実は初めてのことでした。中央で踊っている長女の姿を、誇らしく思いました。以前、毎月受けているカウンセリングの時に「子どもにとっては、仕事は関係ありませんから」と言われていたことの意味がわかりました。こういう時間こそ必要だったのです。

 

将来の夢や展望を語れるまでに

卒業後の進路についても長女は、「将来、跡を継ぎたい」と言ってくれ、ブライダルに関心を持ち、その方向へ進んでくれています。今では、お互いの絆も深まり、本当の家族の姿が見えてきたように思います。家族の絆のそのような深まりに比例するように、婚礼の新規決定率も飛躍的にあがりました。

あの時、アンリミさんと契約をして本当によかったと思います。家庭で悩み、経営で悩み、人間関係で悩んでいた頃もありましたが、今では将来の夢、展望を話せるようになり、社員も育ちはじめました。家庭と同様、社内にも明るさと活気がみなぎるようになり、組数も前年比50%以上増加していきました。本当に頼もしく心強い限りです。

私はこれからも、夢の実現に向けて、みんなと力を合わせ、社員の幸福を実現し、会社が地域になくてはならない存在となるよう、頑張っていきたいと思います。


≪経営者体験談ご紹介≫

社員の成長は自分の成長の中にあった―アンリミ経営カウンセリング体験談

マインドの変化は、行動の変化に現れ、行動の変化は周りを変える―アンリミ経営カウンセリング体験談

経営者インタビュー~アンリミ・クライアント体験談動画(ダウンロード資料)

お気軽にお問い合わせください

  • お問い合わせ

    お問い合わせ、ご相談、ご質問はこちらからご連絡ください